「鈴木の行方」は確か、僕がタテヨコのミーティングで「実家に帰るとよく夜中に散歩すんだよねー」と呟いたところから始まりました。通常、劇団員は僕のつまらない話なんて全然聞いてないか大抵聞いたフリをしています。何故ならつまらないからなのですが、そんな劇団員達が食いついてきたのです。

 確かに夜中の住宅街を彷徨う40代のおじさんてヤバイですよね。自分のこととはいえ変質者と間違われてもおかしくない、いや、もう間違ってすらないのかもしれません。とにかくアレコレ思い巡らしながら寝静まった故郷を巡ることにハマッているのです。

 今回の芝居、そんな自分の実体験が元になっているのですが、僕にとって重要なのは、散歩の途中で基本、僕がしないよう心がけてることを(劇中で)しているということです。観てる人たちには分からないと思いますが、そのラインは僕という人間にとっては割とギリギリ大事なボーダーラインでして、これしちゃったら僕が僕でなくなっちゃう!ってなことなのです。もちろん犯罪行為じゃありません。出演者も気がついてないと思いますが、そのシーンの稽古で僕の心臓は無駄に跳躍してひっくり返っているのです。

 きっと皆本番までに忘れちゃうと思いますが、芝居観てどこだか分かった人はアンケートにでも書いてください(当たった人には何かあげます)。全くの私事で恐縮ですが、まあ今回はつまりそういう芝居なのです。乞うご期待!







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