「あ〜ひまだな〜」


「おい、そんなにひまならタテヨコ企画を見に行け」


「来週6日から下北の駅前劇場だ」


「え〜芝居〜?めんどくさいな〜」


「まあそう言うな」


「この芝居はタテヨコ企画が強力な客演陣を迎えてだな…」


「ねえねえ、あんたタテヨコ企画からいくらもらってんのさ」
「し、失礼なことを言うな」


「とにかく、面白いから騙されたと思って観に行ってみろ」


「え〜ツタヤでビデオ借りた方がいいよ〜」


「な、生の舞台も面白いぞ…」


「じゃあさ、スパイダーマンより面白い?」
「ス、スパイダーマンか…んー…」


「スパイダーマンより面白いですよ」


「あんた、誰?」


「名乗るほどのもんじゃあございやせん…」


「ふふふ…」


「さようなら…」


「ちょっと待て」


「…なんでございやしょう」


「その声に聞き覚えがある。きさま何者だ。正体を見せろ」


「…嫌だと言ったら?」


「とう」
「うわ」


「今だ、押さえろ」
「はい」


「わ、わかりやした。手荒なマネはしねえでくだせえ」


「よし、じゃあ正体を見せろ」


「今から私の正体をお見せしやす…
ただ…なにが起きても責任持てませんぜ…?」


ゴクリ…


「うがあああ…」



「き、きさまは!」










「誰?」
「知らない」

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